案内係やーぼのブログ

コンサートホールで案内係をしている著者が、出演者・聴衆・スタッフの思いが響き合う、劇場の魅力を語ります。

ドナウ川の辺りに座る「リトルプリンセス」

◾️リトルプリンセス (Kiskirálylány)

昨日のオペラ座に続き、私は今回絶対に見たいと思っていたパブリックアートの銅像があります。

それが、こちら!

リトルプリンセス(Kiskirálylány)

ハンガリーを代表する彫刻家、マルトン・ラースロー László Marton (1925–2008) の「リトルプリンセス(Kiskirálylány)」です。

男の子のように見えますが、作者の娘がバスローブをマントのように羽織り、父親が新聞紙で作った王冠を頭に乗せて遊んでいた様子からインスピレーションを受けているとのこと。


実はこの銅像、東京芸術劇場にもあります。

こちら↓

ロケーションが違いすぎる!

まさか本物がこんな素晴らしい立地に座っているなんて、、、

東京芸術劇場のリトルプリンセスが知ったら、なんと思うでしょうか?
東京芸術劇場のリトルプリンセスは、ハンガリーから東京都に寄贈されたものです。


残念ながら天気が良くないですが、ドナウ川を挟んだ後ろには、王宮が見えます。

 


そして、すぐ後ろを走るトラムとの相性も抜群です!

前にあるレストランは、開店すると多くの人で賑わいます。また、ヴァイオリンなどの生演奏もあり、とても素敵な雰囲気なんです。



素朴で、よく見ないと見逃してしまうような銅像ですが、風景に見事に溶け込んでいて、偶然見つけるとほっこりする、そんな作品です。

この後雨が降ってきたりと天気が良くなかったので、後日晴れた日にもう一度出直そうと思います。