2017年から関わっている海外のバレエ団。今年、初めての『くるみ割り人形』全幕公演を日本で披露するという特別な機会を記念して、何か「和」の贈り物をしようと決めました。
そこで選んだのが、かまわぬの「てぬぐい名入れサービス」。和の趣を持つ手ぬぐいを、記念品として名入れして贈るアイデアです。前回の記事では、柄選びの過程をご紹介しましたが、今回はその中で「クリスマス柄」を選ぶまでの考えを深掘りします。

今回のデザインでこだわったのは、
1. 海外のアーティストが一目で日本を連想できる柄
2. 冬にちなんだ季節感
3. 明るくカラフルな色合い
また、文字を入れたときの見やすさを考え、模様が密集しすぎていないデザインを探しました。ちょうど11月だったので、お正月柄や冬らしいクリスマス柄も豊富。クリスマス柄を見て、「そういえば、贈るバレエ団が今年初めて 『くるみ割り人形』 全幕公演を行うんだった!」と思い出し、最終候補に追加しました。
正直、最初からクリスマス柄を選ぼうとは思っていませんでした。
理由はシンプルで、 クリスマスは日本独自の文化ではない ということ。
せっかく日本のお土産として贈るのですから、もっと伝統的で純和風な柄が良いのではないかと考えていました。
また、クリスマスはヨーロッパが本場です。そんな背景もあり、わざわざ日本からクリスマス柄の贈り物を選ぶ必要はないだろうと思っていました。
■クリスマス柄を選ぶに至った理由
ところが、デザインを見ているうちに、気持ちが変わっていきました。以下のような理由から、「クリスマス柄もありかもしれない」と考え直すことにしました。
1. 「日本のクリスマスツリー」という独自性
クリスマス柄ではありますが、このデザインは日本の伝統的な布地と染め方を用いたものです。つまり、 海外の文化を日本風にアレンジしたもの 。
これこそ、実は日本の魅力そのものではないかと気づきました。
2. 華やかなデザインの方が喜ばれる可能性
贈る相手であるバレエ団のメンバーが、必ずしも地味な和柄を好むとは限りません。
むしろ、カラフルで明るいデザインの方が親しみやすく、贈り物として喜ばれるのではないかと思いました。
3. 贈るタイミングの季節感
クリスマスの時期に渡すものですから、お正月柄だと少しタイミングがずれる気がしました。
それに対して、和の技法で作られたクリスマス柄なら、 季節感と日本らしさの両方をバランスよく表現できる と考えました。