案内係やーぼのブログ

コンサートホールで案内係をしている著者が、出演者・聴衆・スタッフの思いが響き合う、劇場の魅力と影を語ります。

【上級救命講習】コンサートホールの案内係、芝消防署へ行く

◼️上級救命講習

本日は、芝消防署に上級救命講習を受けに行きました。

以前この資格を取得したのは、コロナ前。その後、コロナの影響で更新できずにおり、ついに、期限切れになってしまいました。

期限が切れてもすぐには業務に支障はありませんし、この資格を取得していない係員も多くいます。

ですが、身の回りのことが落ち着いてきたので、今回久しぶりに受講することにしました。

◼️そもそも予約の競争率が高い

上級救命講習は、一日がかり(9:00~17:00)の講習なのに加えて、予約開始後すぐに枠が埋まるため、申し込むのが大変。今回は、予約開始を見計らって、2ヶ月ほど前に申し込みました。

人気公演のチケット並みの競争率です。

◼️芝消防署

 

 

初めて訪れる芝消防署は、なんだかおしゃれな外壁でした。

入り口でパスの代わりに「救命講習」と書かれたバッチを渡されます。

4階に進むと受付があり、ここで参加費の領収書をもらいます。

 

指導員の方々はハキハキとしていて、対応も丁寧で、受講してくれてありがとう、というスタンスが伝わってきてホッとします。

講習は、コロナ対策を盛り込んだ内容になっていました。

前回講習を受けてから約5年程たっていたのと、講習内容のような緊急事態は、日々の業務で日常的に起きることではないので、忘れていたことも多く、今日の講習で色々思い出しました。

 

◼️話はかわるけど、人を助けるのって難しい。。

AEDは、使い方は簡単だというけれど、いざ倒れている人を目の前にしたら、やっぱりためらってしまうと思う。

クラシック音楽のコンサートは、夜公演が多いため、私は、夜遅い時間の電車に乗ることが多いのですが、具合が悪くなって倒れる人に遭遇することは多くあります。

その時、最終的にSOSボタンを押さなくてはいけないような事態だったとしても、その判断をすることは簡単ではないと感じています。

なんとなく、大したことではないように感じてしまうのです。それは、周りの人も同じで、人が倒れても反応が薄いことは珍しくありません。彼らが淡白だからでしょうか?


いいえ。

きっとどうしたらいいのか分からないのだと思います。

嘔吐の場合は、明らかに問題が起きていることが分かるし、対処法も分かりやすいです。私は、嘔吐した人が近くにいた時のために、エチケット袋やティッシュ、ビニール袋を鞄に入れています。

これが、今までにも何度も役に立ちました。

しかし、人が倒れた時は、正直どうしたら良いのか分からないことが多いです。私は、「大丈夫ですか?」「寒いですか」「ビニール袋ありますよ」など、大きめの声で言って周囲に異常を伝えたり、SOSボタンの近くにいる人にボタンを押すように頼んで、倒れた方の特徴など伝えたこともありますが、それでも周りの人の反応が今ひとつで自分のやっていることに不安になりました。

自分に医療の知識がなくても、誰かにつなぐことや異常が起きていることに気づいてもらえるように働きかけることだけでも、大きな効果があると思いますし、実際に最悪の事態を回避できていると思っています。

 

■講習を受ける意味

 

救命講習の予約がすぐに埋まってしまうのは、人々の救命の意識が高いというよりも、この講習を受けることが義務付けられている職種に就いていて、そのために受けるという人が多いからではないかと思います。(もちろん、自主的に興味を持って受けている方もいらっしゃいます)

 

私も初めは劇場に会社が講師の方をお招きして、救命講習を受けました。

 

今は、自主的に受けています。


講習を受けたり、資格を保有していることを伝えるバッチを身に付けているだけでは、出きることは少ないかもしれない。

でも、ほんの小さなことの積み重ねが、いつか大きな事態を未然に防ぐことに繋がると信じて、これからもさまざまな講習や研修を受けて、知識や技術を高めていきたいです。