案内係やーぼのブログ

コンサートホールで案内係をしている著者が、出演者・聴衆・スタッフの思いが響き合い乱反射する、劇場の魅力を語ります。

ハンガリー絵画のように美しい「セーチェニ温泉」

【ハンガリー滞在記2019】#16

2019年4月18日 前編

セーチェニ温泉(Széchenyi gyógyfürdő)へ
オクトゴン駅(Oktogon)から歩いて向かいます。この日は快晴。なんていいお天気でしょう。見るものすべてが絵になります。


(振り返って撮りました↑)

公園も美しい。



広場を過ぎて公園の中を行くと、建物が見えてきました。正面の花壇にはチューリップ。温泉とは思えない建物なので、本当にここで合っているのか、ドキドキしながら向かいます。



美しいチューリップたち。
見るものすべてが美しくて、なかなか建物にたどり着きません。



ようやく、セーチェニ温泉(Széchenyi gyógyfürdő)に到着。

入り口から、もはや温泉とは思えないいでたちです。博物館ですか!?



この扉をくぐると、ここは城か?教会か?美術館か?すご過ぎて言葉になりません。

薄い黄色の壁とそこに描かれた、絵画、装飾。現代においてこのような建物を作れと言われたら難しいと思います。たぶん。


天井を見上げると、こんな感じ。ここにいるだけで、感性が豊かになりそう。

私に、美術の知識がもう少しあれば「すごい」以外の感想が言えるのですが、こういう時、教養の大切さをひしひしと感じます。

教養は、学校のテストで点数を取るためのモノではなく、こういう素晴らしいものに出会ったときに、それをより深く享受して、自分自身が豊かになるためのモノなのですね。

大学で西洋美術の授業を選択したことがあったのですが、うっすらとその記憶がよみがえります。もっと美術を勉強したい。


キャビン(個室の更衣室)の様子はこんな感じ。入り口で渡されたバンドを鍵に近づけるとセンサーが反応して、鍵の開閉ができます。ロッカーのみの更衣室もあります。


セーチェニ温泉は、浴槽がいくつもありサウナの数も多い。

午前10時半ごろ入館しましたが、室内の浴槽をめぐりながら、サウナに入ることを繰り返しているだけで、お昼になっていた。

来館している人は、小規模のキラーイ温泉とは異なりファミリーや団体が多い。ここでも、水着を着用して入ります。

天井の高い屋内。


屋内だけでもさまざまな浴槽があり、すべてを回ろうとするとかなり時間がかかります。ようやく、屋内を制覇?したので、

さて、屋外のプールにでも出るか。

と思い、出てみると…


・・・!!!
なんだこれは!!



青い空と黄色い建物のコントラストが美しい、作品の中に迷い込んだような絶景が!



温泉に入る時は、キャップをかぶる必要はないのですが、プールに入る時には必須です。かぶらずに泳いでいる人は、監視員に注意されていました。

たくさんの人がいるので、何度も自分のサンダルがどれだか分からなくなりかけます。



温泉やプール、サウナのほかに、ブッフェや飲み物を買えるところもあり、一日中いられる施設。少なくとも私は、半日いました。


この素敵な景色をずっと見ていたいと思いましたし、家族にも見せい。一人旅だと、この素晴らしさを共有する人がいないことが寂しい…。


こんな施設が家の近くにあったら通ってしまいます。でも、近くにあるといつでも行けるからと、逆に行かなかったりするのでしょうか?

屋外を満喫していると、まだまだ明るいが夕方に…。

この景色と別れるのが寂しくて、長いこと粘っていましたが、ずっと水の中にいたためか、体力も限界になり、セーチェニ温泉(Széchenyi gyógyfürdő)を後にしました。


■ブダペスト芸術宮殿(Müpa Budapest)

この日の夕方は、韓国の踊りを観に「ブダペスト芸術宮殿(Müpa Budapest)」へ。ヨーロッパと言えば伝統的な劇場が魅力的ですが、ブダペスト芸術宮殿(Müpa Budapest)は、2005年にopenしたかなり新しい劇場です。


せっかく、ハンガリーに行ったのに新しい劇場なんて、と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。が、しかし・・・

次回は、伊達に「芸術宮殿」名乗っていない!!近代的なハンガリーの劇場「ブダペスト芸術宮殿(Müpa Budapest)」で、異世界へといざなわれます。

 

 

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