案内係やーぼのブログ

コンサートホールで案内係をしている著者が、出演者・聴衆・スタッフの思いが響き合い乱反射する、劇場の魅力を語ります。

ハンガリーまるで遺跡!トルコ式の「キラーイ温泉」

【ハンガリー滞在記2019】#6 前編

2019年4月12日 

■キラーイ温泉(Király fürdő)

ハンガリーは、ヨーロッパでも有数の温泉地。

「地球の歩き方」を読んで、ずっと行きたいと思っていたが、今まで一度も行ったことはなかった。語学力の乏しい私には、勇気がなくて怖くて行けなかったのです。しかし、今回は長い構想の末(怖くてうだうだ考えていただけ)ついに行ってみることに。

私がハンガリーで初めて訪れたのが、キラーイ温泉(Király fürdő)だった。



木の陰になって見えにくいですが、外観はこんな感じです。まさかこのような外観だとは思っていなかったので、遺跡か廃墟かと思いあやうく通り過ぎるところでした。というか、通り過ぎた…。

こんなに歴史のある建物が、現在も残っているなんて、そして、使用されているなんて感慨深いです。

初めて入るハンガリーの温泉。勇気がなくて、しばらく入り口の前をうろうろしていました。しかし、夕方からはオペラを見に行くんだ。時間も限られている。今ここで引き返したら、何のためにここを訪れたのか。ここまで来たら前進するしかない!

と言い聞かせて、恐る恐る中へ。

入り口すぐの受付で、支払を済ませ、更衣室へ。更衣室は、下の写真のように半畳ほどの個室になっているキャビンとロッカーのみがあり、ロッカーのみの方が安いです。

私は、キャビンを利用してみることに。狭くて写真では扉しか写せていませんが、受付で渡されたバンドで電子錠を閉めます。


温泉内は、撮影禁止。

キラーイ温泉は、トルコ式の温泉でまるで遺跡の中にいるよう。湯船につかりながらボーとしていると、オスマン帝国の時代にタイムスリップしたような錯覚を覚える。サウナもあるし、水温もいくつかあるが、私は40℃の熱い温泉のほうが好きだなと思った。


■後編は、エルケル劇場(Erkel Színház)へ、オペラ「椿姫 La traviata」を観に行く。

つづく