案内係やーぼのブログ

コンサートホールで案内係をしている著者が、出演者・聴衆・スタッフの思いが響き合い乱反射する、劇場の魅力を語ります。

【留学】現地に日本人がいるから安心は本当か?日本人同士の距離感について考える


■日本人がいるから安心は本当か?

本日は、現地にいる日本人やサポートしてくれる人達との距離感について考えたことをお話します。

留学しても日本人がたくさんいる地域もあれば、ほとんどいない地域もあります。もし、その地域に同じ言語を話したり、共通の文化や認識を持っている人が近くにいればサポートし合える場面もあるかもしれません。

私は、留学するにあたって、現地にいる日本人の先輩方に大変お世話になりましたし、彼らがいなければ、今ここにはいなかったと思うので、感謝しています。

ただ、留学する目的は人それぞれで、誰かにとっての正解や目標が私にとっての正解や目標とは違うということをお互いに理解する必要があると思いました。

ある人にとっては、できるだけ長く、その国で勉強することが重要であっても、ほかの人は、そこに重点を置いていないかもしれない。自分の目標=相手の目標と早とちりしてサポートモードに入る前に、その人はなぜここに来たのか、その目的をよく理解する必要があるなーと。

そして、自分はコンサルタントではないので、そんな時間はないと思うなら、サポートを控えるという選択も十分にあり得る。

後から来た人をサポートしたいと思うあまり、その人を小さい子と同じように扱ってしまうような人を見ると、サポートって何だろう?と感じる。

私が大切だと思うのは、その人を自分の力で生きていく力のある、一人前のだと認識することで、なんでもやってあげることではないのになーと。

私は、そういう人に振り回されやすいし、操作されやすい。だけど、お世話になったのも事実だしと思うところもある。


■母国でないからこその距離感の難しさ

言語が通じて同じ文化を共有している、それでも、やっぱり違う人間なのだ。小さいコミュニティーだからこそ、先にいる人が理想とする姿やその人にとっての正解と私の思う正解がマッチしなかった時に、狭いコミュニティーの中で逆に孤独になる気がする。

留学してまだ2か月ほどだけれども、私は、留学をした自分の目的よりも、現地で暮らしている人たちの思う正解に合わせようとしている自分に気が付いた。これは、言語が通じたり、文化や習慣を少し共有していることの弊害かもしれない。

異なる文化圏で、同じ文化を持つ人同士、同じ目的や同じ目標があると思ってしまうことはあるだろう。

でも、私は私、彼らは彼らだ。

狭いコミュニティーだからこそ助け合える反面、介入されやすくなって、振り回されてしまうこともあるなーと。

同じような経験をされたことのある方がいたら、聞いてみたいです。留学中やーぼのつぶやきでした。