案内係やーぼのブログ

コンサートホールで案内係をしている著者が、出演者・聴衆・スタッフの思いが響き合い乱反射する、劇場の魅力を語ります。

地味に好きな会館【千葉県文化会館】

 

本日は、私が地味に好きな会館をご紹介します。
それが、こちら「千葉県文化会館」です。

久しぶりに訪れたら、エントランスのガラス扉にこんな素敵な絵が描かれていました!


千葉県文化会館は、1967年(昭和42年)4月1日に開館。2013年3月に、一般社団法人日本音響家協会の優良ホール100選に認定され、今年開館55周年を迎えます。



千葉県文化会館は、駅から少し歩いた緑に囲まれた場所にあります。


千葉県文化会館は、東京に住む私にとって決してアクセスの良い場所ではありません。遅刻しないように早めに行っても、会館の近くにちょうど良いカフェもなく…。(私が知らないだけで実はあるのかもしれませんが。)


なので、小路のベンチでおにぎりなどを食べながら、勤務時間までのんびり過ごしています。


公園でのんびり過ごすなんて、日常ではほとんど、というか全くないので、新鮮です。

そして、もう一つお気に入りのスポットがあります。それが、こちら!


城です!


数ある文化会館の中でも城が隣接している、文化会館は多くないのでは?
ちなみにこちらの城は、1967(昭和42)年4月9日    観光課の所管施設「千葉市郷土館」として開館した郷土資料館で、入場は無料です。


展示されている資料も興味深いのですが、私は、城の上層階の展望エリアへと進んでいきます。

そこからの眺めがこちら。
千葉県文化会館が見えます。



ほかの方角には、ビルが立ち並んでいます。


千葉県文化会館は、建物の一番低いところに大ホールの舞台があり、舞台から段々に登っていくとホワイエに出るのですが、これは山の持っていた地形を生かしたからなのだそう。

ですので、入場したら1階席の人は正面の大階段を降りる必要があり、2階席の方々は左右の階段を上る必要があります。

しかし、館内にエレベーターやエスカレーターはありませんし、導線もちょっと複雑です。


そして、広範囲が吹き抜けになっているため、冬は寒い。
それでも、この会館にはほかの会館にはない味を感じるのです。


だから、時々訪れたくなります。

本日は、不便で古いけれど、また訪れたくなる会館「千葉県文化会館」のご紹介でした。