案内係やーぼのブログ

コンサートホールで案内係をしている著者が、出演者・聴衆・スタッフの思いが響き合い乱反射する、劇場の魅力を語ります。

城か?美術館か?ハンガリー「ゲッレールト温泉」

【ハンガリー滞在記2019】#11

2019年4月15日 

扉を開けた状態で、鍵を回して検証を行った結果、2回回すと開く仕組みになっていることが判明。試行錯誤のすえ、昨日、ようやく鍵を開けるコツをつかむ。

日本では、鍵は45度か180度、どんなに回しても1周だと思っていた。なので、出ていくときは、一周しか回していなかった。また、鍵が固いうえに、ドアをしっかり閉めないと回らなかったことも混乱の原因になっていた。

なぜ、もっと早くこのような検証を行わなかったのか。これで安心して、外出できる。宿泊を検討している方は参考に!

ya-bo.hateblo.jp


■ゲッレールト温泉(Gellért Gyógyfürdő)

昨日キラーイ温泉で、ハンガリーの温泉の入り方が少し分かったところで、次はゲッレールト温泉に向かいました。

キラーイ温泉以外は、どちらかというとスーパー銭湯や温水プールのような施設であることに驚きました。

キラーイ温泉がトルコ式の温泉で、遺跡っぽかったのに対し、ゲッレールト温泉は、1912年から1918年にかけて、ウィーン分離派・アール・ヌーヴォー様式で建造された何とも豪華な建物です。

さっそく中へ♪


おおーー!!

なんだこれは!?豪華すぎるエントランス。

手前にあるのは、チケットカウンター。こんなカウンターで受付をしてみたい。


ここは城か?美術館か?いえ温泉です。

本物の放つ神々しさに目を奪われます。

館内には、ショップもあり、水着やビーチサンダル、水泳キャップ、タオルなど必要なものはここでそろえることができます。

私は、水着は持っていたのですが、サンダルと水泳キャップを持っていなかったので、こちらで購入しました。


水泳キャップは、プールで泳ぐときに使います。温泉に入る時は必要ないのですが、プールは、キャップなしで泳ぐと注意されてしまうので、必要です。

また、キラーイ温泉のようにこじんまりとした施設では、サンダルはなくてもそんなに不自由しないのですが、広い施設の場合は、サンダルが重宝します。

ゲッレールト温泉も更衣室はロッカーとキャビンタイプに分かれていて、値段も違います。

ロッカー↓


キャビン↓

家族で行って一人だけキャビンの券を買えば、そのほかの人はロッカー料金でも大丈夫なのだそう。(非公式の見解です)

なので、家族で一つのキャビンを使っている人々もいました。


寒かったので、まずは室内の暖かい浴槽へ。しかし、16時頃で人が多かったため外の浴槽へ行く。が、そこもたくさんの人でにぎわっていた。

外は暖かい浴槽のほかに、サウナや水風呂、波のプールがあり、寒かったため一番多くの時間をサウナで過ごした。


閉館間際まで、泳いで、浸かっていたため、帰りは真っ暗。入場した時の混雑とざわめきはどこへやら、静かな館内。淡い光で照らされた館内はとても素敵でした。

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温泉への出入り口↓


ここで、入場した時に渡されたバンドを返却します。


いつまでも眺めていたいと思うほど美しいエントランス。

こんな風に、時間を自由に使えるのが、個人旅行の醍醐味だなと思いました。きっと、集団で訪れていたら、間違いなくせかされて、おいていかれるでしょう。

建物や装飾をじっくり見るなんて、行程には含まれないと思います。



本当は、もう一度訪れたかったのですが、それはかないませんでした。しかし、今でもあの時の雰囲気を思い、豊かな時間とは何かを考えたります。

オレンジ色の街灯に照らされたゲッレールトの建物。温泉の入り口は、建物を右に回り込んだところにあります。


帰りにふらりと立ち寄ったカフェで、思いがけず、ブダペスト・スプリング・フェスティバル(Budapesti Tavaszi Fesztivál 2019年4月5日~4月22日)のリーフレットを手に入れる。

こうだよね。日本だって上野で行われる春の音楽祭の冊子あるものね。
これで、フェスティバルの情報が一目でわかる。ヤッター。



次回、ルダシュ温泉へ行く。

このエプロンは何に使うの?温泉×エプロンで衝撃の文化の違いに直面する!?


つづく