案内係やーぼのブログ

コンサートホールで案内係をしている著者が、出演者・聴衆・スタッフの思いが響き合い乱反射する、劇場の魅力を語ります。

アパートが停電!?イースターマンデーの悲劇inハンガリー

【ハンガリー滞在記2019】#23

2019年4月22日

■ここまでのあらすじ

時は、2019年。私が20代の頃。語学力が著しく低く、10日以上海外で過ごしたことのなかった、コンサートホールの案内係の私は、一か月間海外で過ごすことに挑戦する。それは、当時の私にとってとてつもなく勇気のいることだった。

長い構想の末(怖くてうだうだ考えていただけ)ついにその思いをかなえるためハンガリーへと旅立つ。しかし、1日目から乗り継ぎの空港で、ハンガリー行きの飛行機に乗り遅れるというミスをしてしまう…。

ようやくハンガリーにたどりつくものの、そこにはさまざまな試練が待ち受けているのだった。

今の自分を形作っているものを挙げろと言われたら、間違いなくこの時の経験だと言える。なので、コンサートホールの案内の仕事を紹介するブログのテーマとは異なるが、あえて記事を書くことにした。


■イースターマンデー

4月20・21日がイースターだったようで、今日はイースター明けのイースターマンデー。月曜日だけど、お店はほとんど閉まっている。

フォアグラを食べつつ、ポットでお湯を沸かしながら部屋でくつろいでいた時、事件は起きた。

ポットが突然止まり、ポットから何やら焦げ臭いにおいが…。

その時は気が付かなかったが、それ以来、ポットとコンセントが使えなくなってしまった。コンセントにつながっていた部屋のWIFIも使えず、いったい何が起きたのかこの時は分かりませんでした。

そして、外を散策して夕方戻ってくると、さらに重大な事実に気付きます。


部屋の明かりがつかない…。


慌てていろいろなスイッチを押して、何が使えて何が使えないのかを確かめました。どうやら、停電したのは一部のコンセントと明かりのようでした。

夜、真っ暗にならないのが分かって、少し安心したのもつかの間。

部屋の電気系統を故障させたとなれば、それ相応の弁償をしなければならないのでは?

ぞっ。

どうしよう…。

どうしよう、どうしよう、どうしたらいいんだ!!

もう、ただでさえ、いろいろなことがあって、消耗しているのに、さらなる災難に頭がフリーズする私。

そうだ!!電気と言えば、ブレーカーだ。

さっそく、ブレーカーと思わしきものを、玄関で発見。蓋を開けてみます。

この中のどれかを操作すれば、もとに戻るはずだ!!いいぞ、いいぞ!!今までの困難を乗り越えた経験を活かして、少し賢くなった(はずの)私は思った。

そう、この中のどれかを上げるか下げるかすれば、もとに戻るはずだ。このたくさんある中のどれかだ。見ると、上がっているものと下がっているものがありました。この中のどれかをどうにかすれば・・・

どれか…ね。というか、


どれ!?

どれかを上げ下げしようにも、そもそもどれか分からない。それに、日本語で書かれていたって、よく分かっていないのに、何語で書かれていたかは忘れましたが、ほかの言語で書かれているものが分かるわけがないのです。

もちろん、この記事を読んでいらっしゃる方の中には、聡明な方もいらっしゃり、きっと分かるのでしょう。しかし、私はしがない凡人、電気系統のことは分かりませんでした。

なんとなく、一つスイッチを操作してみようとしたのですが、これでさらなる問題が起きたら、どうするのか?

そんなことが頭をよぎって、フリーズする私。

でも、上がっている方が多くて、下がっているのが少数派ということは。下がっているブレーカーを上げれば、解決するのではないか。と、超憶測で考え、恐る恐る上げてみました。(そのブレーカーがどこにつながっていたのかは不明。)


しかし、変化なし。


怖くなってすぐに戻しました。

キッチンやバスルームの電気はつくので、生活に支障はないのですが、借りているアパートの電気を壊して、なんのおとがめもないはずがない…。

そして、WIFIがつながっているコンセントは使えなくなっているので、調べることもできません。

私は、こんなところで何をしているのか…。

インターネットが使えなければ、仕事のやり取りもできません。この日は、途方に暮れながら寝ました。

■次の日、さらに自分の無知を痛感する出来事が起きるのですが、そのお話はまた次回に。


 

ya-bo.hateblo.jp

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