案内係やーぼのブログ

コンサートホールで案内係をしている著者が、出演者・聴衆・スタッフの思いが響き合う、劇場の魅力を語ります。

視覚障がい者のサポート「音声ガイドを作成しよう」④



■視覚障がい者のサポート講座(全6回)

 内容:①視覚障がい者の話を聞く
    ②音声ガイドの実例紹介・機材の説明
    ③事前解説をつくる 
    ④本編ガイドを考える
    ⑤誘導の練習 
    ⑥劇場実習 @俳優座劇場(Pカンパニー「はだしのゲン」を視覚障がい者と一緒に音声ガイド付きで鑑賞する)


④本編ガイドを考える

本日は、前回の課題の事前解説を受講生の前で発表。発表は任意なのですが、思い切って発表してみました。

事前解説は、とにかく、例文を参考に事前に送られた映像を見ながら書いたのですが、とても難しかったです。特に、舞台セットをどこまで、どう言葉にしたらよいか、ノーアイディア状態でした。

物語や登場人物、演者やカンパニーのように情報が提示されているものは、言葉にしやすいのですが、見たものを見えない人が想像できるように表現するというのは、私にとってかなり難易度が高いと感じました。


ほかの方の事前解説を聞いて、なるほど、そういう表現があったかとか、その情報もあった方が分かりやすいなとか、とても勉強になりました。

■本編ガイド

映像を見ながら冒頭の部分の本編ガイドを考えます。

一人ずつ映像を見てガイドになりそうなこと柄(登場人物がどのような動きをしているか、舞台がどのようなセットになっているか)を言葉にし、ホワイトボードに書き出し、映像を見ながら実際にガイドを入れてみます。


まず、登場人物の動作を言葉にするのが難しい。そして、舞台の様子を言葉にするのも難しい。そして、それらをセリフや歌と重ならないようにするのも、かなり難しい。

音声ガイドは、大変な作業だなと思いました。

■とりあえず、事前解説の方を考え直して、もう一度作ってみようと思います。