今回はコンサートの「紙のチケットの名称」についてお話します。
チケットは、複数の会社から発行されていて、その形状もさまざまです。
コロナ禍で、感染防止を目的に多くのホールでは、係員がチケットを「目視」し「お客様自身に切り取ってもらう」形式をとっています。
その時に「切り取って回収される方」が「半券」と呼ばれるものです。
切り離されたチケットは、どちらも「半券」と呼ばれるため、手元に残る方と回収される方のどちらを「半券」と呼ぶかは、コミュニティによって異なります。
なので、両方の呼び方が混在しています。
このブログでは、「コンサートで係員がどう呼んでいるか」をご紹介します。
■チケットの名称
一般的にコンサートで使われるチケットは、長方形の紙の右側に「キリトリ線」が付いていて、切り取ると「大きい紙」と「小さい紙」に分かれます。
「大きいほうの紙」は「本券」
「小さいほうの紙」は「半券」
と呼ばれています。
チケットによっては、左側にも切り取れる紙が付いていることがあります。
これは正式な呼び方はないようですが、私の周りでは「みみ」と呼ばれています。
(私がそう呼んでいるだけかもしれない…。正式な呼びかたを知っている方がいらしたら、教えてください。)
「半券」・・・回収される、右側の小さい紙
「本券」・・・手元に残る、大きい紙
「みみ」・・・チケットの左側の小さい紙
この3つの中で一番大切なのが、お客様の手元に残る真ん中の大きい紙「本券」です。
なぜなら「本券」は、最後までお客様の手元に残るので、こちらに書かれている情報が
優先されるからです。
ゆえに「チケットを拝見いたします」と言って、係員が確認しているのは、大きい紙「本券」の方です。
「本券」も「半券」も同じようなことが書かれているので、「半券」だけを確認すればよいのでは?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「本券」を確認するのは理由があります。
それは、
「半券」に記載されている情報は、省略されているものが多く、
・公演名
・会場名
・日付
・時間
・座席番号
のすべてを確認できないことがあるからです。(詳しくは、こちらの記事をお読みください。)
そして、ごく稀ですが「本券」と「半券」の情報が異なる場合
「本券」の情報が優先されます。
■「本券」と「半券」以外の切り取れる部分
チケットによっては、左側に「みみ」が付いていたり、上や下に「領収書」や「各種手数料券」が付いていることがあります。
これらの部分は、一般的に「切り離しても入場に差し支えありません」。
中には、ローソンチケットのように付属物が多くあるものもあります。↓
黄色の枠が「本券」・赤い枠が「半券」、この二つがあればOK。
左側の白い部分(数字&金額などが書かれている)は「半券」に似ていることから、
半券と間違えてしまう方がいらっしゃいますが、この部分は「半券」ではありません。
なので、なくても大丈夫です。そして、「半券」の代わりにはなりません。
この部分は「チケットを販売した側が売ったチケットを管理」するために、切り離して使うことがありますが、そのような使い方をしない場合チケットに残ったままになるようです。
以上、チケットの名称や各部分の役割についてのお話でした。
やーぼの活動を応援する
投げ銭