本日は、小学生のお子様とのクラシック鑑賞についてお話します。
コンサートホールは、多くの場合「未就学児」は入場できず、大人向けの空間になっています。ですので、ホールの座席も大人仕様。
背の低いお子さんは、座席によっては前の人の頭で舞台が見えずらいことがあると思います。そこで、おすすめのアイテムが
「クッション」
です。
・クラシックホールと名乗るホール
・係員（レセプショニスト）が常駐しているホール
は、クッションの貸し出しを行っている場合が多いです。
ただ、現在は感染症対策のため貸し出しを行っていなかったり、
数もたくさんあるわけではありません。
ファミリー向けのコンサートに行く場合は、早めに行ってクッションをゲットすると
快適な鑑賞をしていただけると思います。
■お子様の鑑賞について
通常のコンサート（子供向けではないコンサート）には
小学校低学年を連れていくべきではないという意見を聞いたことがあります。
確かに、「音にシビア」なコンサートに静かに鑑賞できないお子さんを連れてきて騒がしくなり、クレームにつながることはよくあります。
ですが、それはその子の年齢の問題ではなく、そのご家庭の教養の問題だと思います。
未就学児の入場を不可にしているのは、一般的にその年齢のお子さんは静かに聴けないであろうとされているからで、中にはコンサートでのふるまいをしっかり身につけているお子様もいらっしゃいます。
高学年であっても、演奏中に飽きて騒がしくなり、周りの方からクレームが来ることはありますので、通常の場合、何かあったらすぐに対応できるように客席内で係員が見守っています。
私は、その子が静かに聴いていられるかどうかは、親御さんを見て判断します。
気品が漂い、明らかにクラシックコンサートに慣れていそうだというのは、雰囲気で分かります。そういう方は、鑑賞中のお子様の振る舞いに注意を払っていますし、低学年であってもお子さんの振る舞いが明らかに違います。
ですので、お子さんをクラシックコンサートに連れて行こうかどうか迷った時は、
お子さんの年齢ではなく、
ご自分のクラシックコンサートに対する教養について考えると答えが出るのかなと思ったりしています。
