介護職員初任者研修、修了しました。
劇場と介護、実は地続きの話。
全15日間にわたる介護職員初任者研修。
本日、無事に試験を終え、修了しました。
振り返ってみれば――
長かったような短かったような…。
……いや、正直、長かったな、というのが本音です。
劇場やコンサートに携わる私が、なぜ介護を?
そう思われる方もいるかもしれません。
けれど私の中では、
「劇場の係員」と「介護」は、非常に親和性が高いものだと感じています。
クラシック公演をはじめ、劇場の来場者層は年々上がっています。
会場はまさに「ダイバーシティ(多様性)」そのもの。
一昨年の合理的配慮の義務化もあり、私たちにはこれまで以上に、高度で適切なサポートが求められるようになりました。
もちろん、私たちは介護や医療の専門職ではありません。
できることには限りがあります。
それでも、「支える」という点において、両者はどこか地続きなのです。
1.異業種だからこそ見える「世界」
介護の勉強は、介護職の方々はもちろんですが、実は**「遠く離れた仕事をしている人」こそ受けるべき**だと強く感じました。
自分の職業に「介護」の視点を掛け合わせることで、これまで見えていなかった新しい世界や、新しいサービスの形が広がる予感がしています。
2.「その時」が来る前に学ぶ意義
私はすでに身内の介護に直面していますが、今回痛感したのは、「自分が高齢者になる前」に受講する重要性です。
いざその時が来てから老後を考えるのは、心身ともに余裕がなく、きっと難しい。
- 自分がどんな最期を迎えたいのか?
- そのために、今をどう生きるべきか?
- 人生を振り返ったとき、今やらなくて後悔することは何か?
講習は、そんな「生き方」そのものを問い直す貴重な時間になりました。
3.現場を支える「多国籍な力」への敬意
驚いたのは、受講生の約3分の1が海外出身(ミャンマー、ベトナム、フィリピン、中国、韓国など)の方々だったことです。
テキストは、彼らのためにすべての感じにふりがなが振ってあり、板書も先生方は漢字にはふりがなを振っていました。
専門用語だらけの難しい授業にも関わらず懸命に学ぼうとする熱意。
今の日本の介護現場が、いかに彼らに支えられているかを肌で感じ、深い敬意を抱きました。
4.正確な「技術」と「思考」の重み
すでに介護現場で働いている受講生からも、
「ここまで深く考えていなかったので、学べてよかった」という声が聞かれました。
なんとなくの経験ではなく、
根拠に基づいた正確な技術、知識、そして考え方。
それこそが、相手の尊厳を守るための土台なのだと改めて実感しています。
結びの言葉(ドキドキの結果待ち!)
試験は1時間、テキスト持ち込み不可の真剣勝負。
全35問、4択形式で70%以上の正答が合格ラインです。
人生で初めて発音するような専門用語たちと格闘した15日間。
結果をドキドキしながら待ちたいと思います。