
念願の軽井沢大賀ホールへ!
ずっと訪れてみたかった「軽井沢大賀ホール」へ、ついに足を運ぶことができました。
実は、軽井沢を訪れたのも今回が初めて。東京で生まれ育った私にとって、軽井沢という地名にはどこか憧れのような響きがあって、いつか行ってみたいと心のどこかで思い続けていました。
軽井沢駅を降りた瞬間、まず感じたのは清々しい空気。空は晴れ渡り、桜がちょうど咲いていて、遠くにはまだ雪が残る山並みが見えました。これだけで、心がふっと軽くなるような気がしました。
目的地の軽井沢大賀ホールは、駅から徒歩10分ほどのところにあります。
道すがら、春の陽気に包まれた街並みを歩いているだけでも心地よくて、ホールに着くまでの時間も特別なものに感じられました。
そして、ようやく目の前に現れた大賀ホール。
池のそばに静かにたたずみ花々に囲まれたその佇まいを見た瞬間、「ああ、来てよかった」と思いました。
ビルの中にあるホールも好きですが、こうして建物全体から「ここは音楽のための場所です」と伝わってくるホールって、やっぱりいいなぁと思います。
ちなみにこの「軽井沢大賀ホール」は、ソニー名誉会長で声楽家でもあった大賀典雄が、自らの退職金などの私財を投じて建設したホール。
私設の大型ホールというのは全国的にも珍しく、音楽を愛する気持ちがそのまま形になったような場所です。
2005年4月に開館し、客席は784席(1階660席、2階124席のうち椅子席86、立ち見38、車椅子席4)。
五角形の構造が特徴的で舞台を囲むように客席が配置された、地上2階建ての建物です。

大賀ホールは軽井沢駅から徒歩10分ほど。
街の風景に溶け込むように佇む、五角形の建物。池と花々に囲まれ、近づくほどに静かな存在感を放っています。
エントランスをくぐり、少し廊下を進むと、木の柱とガラス張りの壁が現れました。
公演中のステージの様子がガラス越しに少し見える構造で、空間がひとつながりになっているような不思議な感覚。
木のぬくもりと、軽井沢の自然のイメージが、ここにも息づいていました。
見晴らしのよいロビーにはカフェがあり、普段は一般のお客さまが、コンサートのあるときにはラウンジとして利用されるそうです。
こうした場所の使い方ひとつひとつに、訪れる人への心配りが感じられます。
そして客席へ。中に入った瞬間、思わずため息がもれました。
美しい木の空間。シンプルで、圧倒する感じや派手さはないけれど、静かで温かくて、アーティストと聴衆が自然に一体になれるような空気が流れています。
程よいコンパクトさ、舞台を囲むように配置された客席、五角形という独特の形。
そのすべてが、このホールならではの居心地の良さを生み出していました。
こういう、優しく受け入れてくれる感じっていいですね。
2階席からの眺めもとても見やすくて、いつまでもそこにいたくなるような雰囲気でした。
私はこのようなホールが大好きですが、大賀ホールは五角形という建物の特徴上、座席がヴィンヤード型(座席がブロックごとに分かれている)になっていて、席の番号もやや複雑。
実際にご案内するとなると、少し大変かもしれません。
ですが、それでもこのホールに関われたらと思わせてくれる、特別な魅力がありました。
大賀ホールは、軽井沢という土地柄だけでなく、他のホールにはない魅力を放ったホールでした。
また、ぜひ訪れたいです。