■クラシックコンサートで愛用しているパンプスのご紹介
本日は、私がクラシックコンサートに勤務する際に愛用しているパンプスについてお話ししたいと思います。
■クラシック音楽の特別な「静寂」への配慮
クラシック音楽は他のジャンルと異なり、生の音を余すことなく楽しむ芸術です。もちろん、ギターやチェンバロなどあまりにも音が小さい楽器はピンマイクで音を拾ってスピーカーから流すこともありますが、大音量ではありません。
そのため、ステージ上の演奏やアーティストの発する音以外は「雑音」とみなされます。ホールの静寂が音楽の一部として扱われるため、案内係も極力音をたてないよう細心の注意を払っています。
以前、ボールペンやペンライトのクリック音についてもブログでご紹介しましたが、今回は勤務時に履く「靴」にフォーカスしたいと思います。
■足にフィットするパンプスを求めて5年
クラシック音楽ホールの床は、絨毯、木材、シート材などホールによって素材がさまざまです。絨毯なら音は吸収されますが、木材の床では靴音が響きやすく、残響が長く、かすかな音も響くように設計されているクラシック音楽専用のホールではさらに目立ちます。
この「コツコツ音」を抑えるために、ゴム底のパンプスを履いているのですが、今のパンプスに出会うまで、5年の歳月がかかりました。
このようなシューズは、会社の推奨しているものがあったのですが、あまり私の足に合わず「オフィスシューズ」や「バレエシューズ」と検索して調べました。
しかし、これが意外と難しい…。
実際に探してみると条件に合う靴がなかなか見つからず、試行錯誤の末に現在愛用しているのが「[アミアミ] レインパンプス(強撥水・晴雨兼用)」の黒です。
ゴム底で音が出にくく、ヒールもあるため美しく、安定感も抜群。雨の日の列整理や外での業務でも水がしみ込まず快適で、長時間の勤務でも疲れにくいのが嬉しいポイントです。
一般的なパンプスを履くとどうしても、コツコツとした音が鳴ってしまいますが、ゴム底のパンプスは、音が格段に抑えられるのでいいです!
ヒールのないタイプを愛用しているスタッフもいますが、ヒールがあってもコツコツ音が低減されるのは、よいなと思っています。
また、案内係は、ホールの中だけにいるのではなく、自由席や満席の公演の場合は、外で勤務することもあります。
以前使用していたオフィスシューズは、室内で履くことを想定して作られていたためか、列整理などで外に出た時に安定しない感じがありました。しかし、こちらのパンプスは安定感があると感じています。また、雨の日の外列誘導の時も水が中に入ってこないので、重宝しています。
私は、ずっとこのような形状と素材のパンプスを探していたのですが、このパンプスは偶然、駅の期間限定の店で見つけました!
それ以来、出店が出た時に購入して3代目になります。
■かかとにぴったりフィットするためのカスタマイズ
私は、かかとが脱げないようにかかとの部分にクッションをつけて厚みを出しています。
私はかかとが脱げないよう「やわらかかかとクッション」を貼って調整しています。専門の方に足を測定してもらったところ、幅がDサイズの私にとって、日本でよく見かける3Eの靴は大きすぎることが判明。クッションを使って、なるべくぴったりフィットさせています
このシューズ、ネットや店舗で購入しようとしてもなかなかお目にかかることができません。
出店も毎回私の求めるサイズや色が出ているわけでもなく、消耗した際すぐに買えないのが残念です。
同じようなもので、検索したところ、こちらの商品も出てきたので、気になっています。↓
勤務時の靴については、それぞれの会社やクライアントによってさまざまで、一般的なパンプスを履くように定められているところもあると思います。
みなさんは、コツコツ音について、どのような対策をしていますか?愛用している靴や工夫をぜひ教えてください!